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「本当に豊かな社会のために働く〜大切ないのちを守りたい〜 」レポート

「本当に豊かな社会のために働く〜大切ないのちを守りたい〜 」レポート

 

音楽ゲスト:LaLo(ラロ)さん

 

ピアノとバイオリンのLaLoのお二人。ピアノは岩崎智早(ちさ)さん、バイオリンは西村泳子さん。

演奏活動は20年を超えると案内されていた。

 

▲LaLoのお二人

 

力強いピアノの響きに、バイオリンの柔らかな音色が重なっていく。

お二人の息の合った演奏に心豊かにされて行く。

 

1曲演奏が終わって、静かに語り始められた。

コロナ禍でのいろいろな思いを自然な気持ちで話される。

「どんなことがあっても大丈夫。愛されているから、守られているから、大丈夫。」

「コロナがきっかけで、当たり前のことが当たり前でなかったと気づいた。いろんなことを考え、感謝できた。」

素直な言葉に心打たれた。

 

最後の曲は、オリジナル曲で締めくくられた。

大地をテーマにした深い響きが、スケールの大きな曲に仕上がっている。

心洗われるような澄んだバイオリンの音色。大地の確かさを感じさせるピアノの響き。

リズムと音色が心地よかった。

 

講師:松原宏樹(まつばら ひろき)さん

 

▲松原宏樹さん

 

北浜の印象を、冒頭にお話しされた。地下鉄駅から階段を上がって、都会の姿にびっくりした。初めてこの地を訪れた気がする。松原さんの教会は奈良の学園前にあるが目の前は田んぼがある、と笑わされた。

 

牧師の仕事のほか、幼稚園の園長、そしてNPO法人「みぎわ」の理事長をされている。NPO法人「みぎわ」は、人がこの世に誕生し、そして死に至るまで手を差し伸べる働きをしておられる。ターミナルケアのために、一軒家を使って5人のお世話をされている。人はなかなか思い通りに生きられず、最後はガンにかかることもある。人生の最期に肯定感を持ってほしい、「ありがとう」で締めくくってほしい、そういう思いで始められたそうだ。これまで28人を看取られている。

 

若い頃、子どもの虐待の話を知って心を痛めた。困っている人を本当に助けてきただろうか。なぜ寄り添ってあげられなかったのか。そのような自問から、12年前に子育て支援のために幼稚園を作った。ちいさな幼稚園だが設立翌年の卒園者が10名であった。既存の幼稚園では受け入れられない子どもたちが来るようになった。

 

ある年、年長組で2学期から転入して来た子がいた。子ども同士や先生との人間関係が作れない子とされ、今まで通っていた幼稚園から登園を拒否された。しかしこの子が園に来てからみるみる大きな変化があった。きちんと返事が出来なかったのに大人と話が出来るようになり、子ども同士の人間関係も立派に作れる子どもに育ってくれた。

 

あるがままに認められたら、ひとは自由になれる。

自分であることに誇りを持ち、自分の生き方を良かったと思えるようになる。

 

その子は、リーダーになり、きちんとコミュニケーションがとれるようになった。愛されるということはこんなに凄いことかと思った。大きく変えられて行く。その子が成長して中学校に進学する時、親が心配してその子に尋ねたら、

「お父さん大丈夫。私には神様がいるから大丈夫。」

と答えたそうだ。中学校の制服を着て見せに来てくれた話を松原さんは嬉しそうに話された。

 

親と暮らせない子どもたち、つまり社会的養護が必要な子どもが、約4万5000人いると言われている(2016年)。帰る家があり、待っていてくれる親がいることがどれだけ尊いことか。これが豊かと言われている日本の現実である。日本社会に蔓延している優生思想が子どもたちを死に追いやったり、育児放棄を生んでいると静かに語られた。出生前診断が可能な現代、例えば、ダウン症の子どもは流産したり、中絶で命を絶たれている。

 

今、思いがけない妊娠をした母親と子どもの命を守る働きを、NPO法人「みぎわ」で行っている。特別養子縁組制度の活用である。現在、22組と接触しているが、特別養子縁組が成立したのは3組だけである。その働きに理解と協力を求められた。

 

1例を報告された。母子手帳には成長する我が子の記録がずっと書かれていたのに、ダウン症と分かった時点からその手帳は白紙になっていた。また、ダウン症の子どもは、心臓疾患があることが多く、出産間もなく手術が必要になることが多い。手術を行うには両親の同意が必要である。1回目の手術は両親を説得して行ったが、2回目の手術の同意は特別養子縁組をした私たちが行い、事なきを得た。その子が手術室に入るときベッドで行くか、抱っこで行くか問われた。私の娘が抱っこして行ってくれた。抱かれたその子は手術の意味が分かっていたのか、手術前の準備の時から泣きもせずよく耐えていた。だけど、手術後目にいっぱい涙を溜めて泣いてくれた。私たち家族は「お家に帰ろうね」、と声をかけて一緒に帰った。

 

3組目の子も自ら特別養子縁組をして引き取っている。50歳になって5人家族に1人加わって、6人家族になった、と笑顔で話された。

 

もっと豊かな価値観のある世界になって、「すべての子どもがお家に帰れるような社会になってほしい」、と言われて講演を締めくくられた。

 

後で分かったのだが、パワーポイントを用意されていたのだが、何ら指示されることもなく、淡々と話された。途中指図されたのは1度だけだった。お陰で聴衆は思考を中断されることがなく、お話しに没頭することが出来た。

 

会場が静まり返って聴く良い講演だった。



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